【Kindleで読んで学ぶ】ずるい考え方

生活・趣味

こんにちは、ゆらゆらです。

今回は本の紹介です。

紹介する本

「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」です。

Kindle版で読む場合(PCやスマホのアプリで読むことができます。)

※Amazonプライム会員の方やKindle unlimitedでは無料で読むことができます。

実際の本で読む場合

もし興味を持っていただいたらお好きなほうでお読みください。

ずるい考え方とは?

本の内容については読んでいただくのが一番なので、扱っている題材について少しお話したいと思います。

ずるい考え方

「ずるい考え方」とは、副題にもある「ラテラルシンキング」のことを指しています。
日本語にすると「水平思考」となります。
それについては対する言葉として「垂直思考」とから考える必要があります。

垂直思考

問題に対して、経験や常識からAということはB、BということはC、という風に物事を積み上げていく、もしくは掘り下げていく考え方です。
おそらく皆さんなじみのある考え方ですよね。
算数や数学でお馴染みの考え方で、論理的思考(ロジカルシンキング)というほうがピンとくると思います。

知らないことでも、すでに知っている経験や常識から思考を順序だてて積み上げていくことで正解にたどり着くことができる反面、途中でつながりが見いだせない場合に政界にたどり着けなかったり、思考を積み上げる過程で時間がかかったりする欠点もあります。

水平思考

対して水平思考は、固定概念を取っ払って横に少しずれてみて物事を考える思考方法です。

本の中で人数で割り切れない個数の果物を等分する話が出てきます。
垂直思考の場合は、例えば同じ個数渡せるものはそのまま同じ個数渡す。
渡せないものは同じ量になるように切って渡す、という感じです。
これに対して、果物すべてでジュースを作ってしまって、同量のジュースを渡す、というのが一つの答えです。
等分する際に「そのままのもので渡す」という固定概念を取っ払ってしまえば、より等分にしやすいものに加工してから等分するという方法が生まれてくるのです。

このように物事を少し別の位置から眺めてみて「こうやったらできそう」というものを考え、その中から最良のものを選び出すことが水平思考の特徴です。
慣れが必要ですが、垂直思考ではたどり着けない答えを得ることができたり、場合によっては短時間で正解にたどり着いてしまったりすることもあります。

家の間取り検討での活用

家の間取りを検討する際、私たち施主側は経験や知識がないことがほとんどです。
その代わり、知識や経験が豊富な営業や設計士が担当について検討してくれます。
定石に従って、上で述べた垂直思考・論理的思考で失敗のない間取りを提案してくれるでしょう。

提案してくれた間取りが実は一番ということは多々あることではあるものの、固定概念にとらわれてより良いものを見逃している可能性は0ではありません。
ダメなものはダメと言ってもらえるだけの信頼関係が築けていないといけませんが、施主側が水平思考を鍛え、固定概念を取っ払った発想で案を述べ、それを営業・設計士が知識と経験に基づいて検討することでより良いものが生まれるかもしれません。
ただし、施主が言うことは絶対、という環境でこれをやると必ず失敗すると思うので注意が必要です。

おまけ

最初に挙げた本にもし興味を持っていただけたらこちらも良ければ読んでください。

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