こんにちは、ゆらなべです。
今回は収納スペースとして人気ではあるけど賛否が分かれるウォークインクローゼットについてのお話です。
ウォークインクローゼットとは?
中に入って物の出し入れができる収納スペースのことをウォークインクローゼットと言い、間取り図上はWICと表記します。
納戸とほぼ同じですが、イメージとしては、納戸は独立したスペースとして廊下から出入りをして、あまり頻繁に出し入れをしないものを収納するスペースで、ウォークインクローゼットは居室にから出入りし、毎日出し入れをする衣類などを収納するためのスペース、という感じです。
例えば2畳のウォークインクローゼットと言えば次のようなものとなります。
赤い線で囲った部分が歩いてはいる部分となり、残った青く塗りつぶした部分のみ収納として使えることになります。
また、角の部分がデッドスペースになることもあり、次のような場合もあります。
この突き抜けた反対側も出入り口となった場合はウォークスルークローゼットといい、WTCと表記するようですが、今回はこちらも併せてウォークインクローゼットとして扱わせていただきます。
普通のクローゼットとの比較
先ほどの図と同じように、2畳のクローゼットといった場合、次のようになります。
そのスペースがそのまま収納量になります。
先ほどの図のウォークインクローゼットと比較すると、
収納部分の青く塗りつぶした面積が、ウォークインクローゼットのほうが狭いことがわかります。
しかし、ここで注意が必要なことがあります。
先ほどの通常のクローゼットの図で、
クローゼットの手前の赤く囲った部分ですが、クローゼットを利用するための通路として開けておく必要があり、中に収納するものによってはクローゼットの奥行と同じだけのスペースを空けておく必要があります。
その部分を廊下や子供の遊びスペース、もしくは折り畳みベッドや布団などの非常設のものを置くスペースとして使うのであればよいですが、そうでなければ実は2畳分の収納スペースを用意するためにもっと広いスペースを確保していることになるのでした。
結局のところどちらの場合も収納に使えないが存在するということで、それが無駄となるのかどうかは、ウォークインクローゼットにメリットを感じるかどうか、ということになるのではないでしょうか。
ウォークインクローゼットのメリット
メリットは次のようなことが考えられます。
- 着替えの際に視界を遮ることができる。
- 夫婦の寝室などで、片方がすでに寝ている状況で寝室の電気をつけなくても利用できる。
- 室内がすっきりする。
まとめ
私の意見をまとめると次のようなことになります。
- 無駄と言えるスペースはウォークインクローゼットの場合も通常のクローゼットの場合も存在する。
- その無駄と言えるスペースも含めて考えると、実はどちらもあまり変わらない。
- 結局無駄と感じるかどうかはウォークインクローゼットにどれだけメリットを感じているかどうかによる。
私の仮住まいにはウォークスルークローゼットがあるのですが、実際使ってみると便利です。
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